こんにちは。入籍後の手続きに四苦八苦した、しょうこです。
入籍して苗字が変わったら、大好きな人と結婚して嬉しい気持ちに浸るのも束の間に、早めに多くの氏名変更手続きを行わなければいけません。
できれば、あらかじめどんな氏名変更手続きをするのか把握して、心構えしておきたいですよね。

私の場合、必要な手続きが次から次に判明して、とっても大変でした。
そこで今回は、苗字を変更した人がしなければならない、入籍後の手続きについてお話しします。
- 入籍後に氏名が変わった場合、何をすればいいの?
- 氏名変更手続きをする際の注意点はある?
苗字を変更した人の手続きリスト
苗字を変更した人の手続きリストは、次のとおりです。
- 免許証の記載事項変更
- パスポートの記載事項変更
- マイナンバーカードの変更内容追記
- 印鑑登録
- 会社への氏名変更申請
- クレジットカードの名義変更
- 口座の名義変更
- 保険の氏名変更
- 携帯電話の氏名変更
- インフラ関連の名義変更
- 自動車の変更登録
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
免許証の記載事項変更
1つ目の手続きは、「免許証の記載事項変更」です。
運転免許センターや警察署で「運転免許証記載事項変更届」を提出して、氏名変更をします。
公的な身分証明書になるものですから、早急に記載氏名を変更しましょう。
- 住民票
- (旧姓を併記する場合)本籍と旧姓が記載された住民票 or 旧姓が併記されたマイナンバーカード
注意しなければならないのは、免許証に旧姓を併記する場合です。
旧姓を併記した住民票を発行するためには、結局旧姓記載の戸籍謄抄本が必要になります。

戸籍謄抄本を取り寄せるために時間がかかることもあるので、事前準備を早めにしておくことが重要です。
パスポートの記載事項変更
2つ目の手続きは、「パスポートの記載事項変更」です。
パスポート窓口で手続きします。
申請に必要なものは、あらかじめ準備しておきましょう。
- 戸籍謄抄本
- パスポート用の写真
- 有効なパスポート
申請は平日のみの場合が多いので、注意しましょう。
マイナンバーカードの変更内容追記
3つ目の手続きは、「マイナンバーカードの変更内容追記」です。
市区町村の窓口で、マイナンバーカードに氏名変更したことを追記欄に追記してもらいます。
引越などにより、券面に記載されている住所等の情報が変更になった場合は、市区町村の窓口においてマイナンバーカードの追記欄に裏書きすることにより、記載内容を変更してください。
よくあるご質問 – マイナンバーカード総合サイト(2021年2月2日参照)
※マイナンバーカードの記載内容に変更があったときは、14日以内に市区町村に届け出て、カードの記載内容を変更する必要があります。

入籍後14日以内に届け出る必要があることに注意しましょう。
印鑑登録
4つ目の手続きは、「印鑑登録」です。
市区町村の窓口で、登録申請を行います。
- 登録可能な新姓の印鑑
- 顔写真つきの本人確認書類
実印は取引・契約等の大事な場面で使用することになるので、早めに印鑑登録しておきましょう。
会社への氏名変更申請
5つ目の手続きは、「会社への氏名変更申請」です。
会社のルールに従って、氏名変更の申請をします。
ここで注意するのは、申請のタイミングです。
会社への氏名変更申請をする前に、給与関係の担当者に「会社の氏名変更と銀行口座の名義変更をするタイミングはいつにすればいいか」確認しておきましょう。
なぜこんなことを確認するかというと、会社に登録している名前と銀行口座の名義が異なった状態で給与振込手続きされてしまうと、給与振込されない場合があるからです。
また、会社へ氏名変更申請をすると、会社の担当者が「雇用保険」や「社会保険(健康・年金保険)」に関する手続きを行ってくれるはずです。
もし「雇用保険」や「社会保険(健康・年金保険)」に関する案内がなければ、きちんと変更手続きが行われるのかを確認すると良いでしょう。
クレジットカードの名義変更
6つ目の手続きは、「クレジットカードの名義変更」です。
クレジットカード会社に連絡すると、必要な書類が郵送されます。
書類に必要事項を記入して返送して手続きが完了すれば、OKです。
クレジットカードの名義変更も、タイミングが大切です。
銀行口座の名義変更をしたら、すぐにクレジットカードの名義変更もしましょう。
クレジットカードの名義と銀行口座の名義が異なっていると、うまく引き落としできず、延滞扱いになってしまう可能性もあります。
口座の名義変更
7つ目の手続きは、「口座の名義変更」です。
あなた名義の銀行口座や証券口座があるなら、名義変更の手続きを行いましょう。
銀行口座の場合は、次のようなものが必要になります。
- 現在の届印
- 新しく登録する届印
- 新氏名記載の本人確認書類
「会社への氏名変更申請」や「クレジットカードの名義変更」のタイミングと合わせて、手続きするようにしましょう。
保険の氏名変更
8つ目の手続きは、「保険の氏名変更」です。
保険見直し本舗等のアフターフォローがあるサービスを介して契約しているなら、その窓口に連絡しましょう。
そうでない場合は、各保険会社のコールセンター等に連絡する必要があります。
連絡すると、氏名変更のための申請書類が各保険会社から郵送されます。
申請書類の必要事項に記入して返送し、変更手続きが完了すればOKです。
携帯電話の氏名変更
9つ目の手続きは、「携帯電話の氏名変更」です。
会員ページや各携帯電話事業者の店舗で申請する必要があります。
- 本人確認書類
インフラ関連の名義変更
10こ目の手続きは、「インフラ関連の名義変更」です。
- ガス
- 水道
- 電気
- インターネット回線
インターネット・電話・FAXなどで簡単に申し込みできることが多いので、パパっと済ませてしまいましょう。
自動車の変更登録
11こ目の手続きは、「自動車の変更登録」です。
自動車の変更登録については、次のような方法が考えられます。
- 直運輸支局や自動車検査登録事務所へ行って、自分自身で手続きする。
- ディーラー等に委任する。
変更登録に慣れているディーラー等に委任すれば手続きはスムーズですが、費用が発生します。
手続きの内容を調べて、どちらがいいか検討すると良いでしょう。
苗字を変更しても手続き不要なこと
おまけですが、氏名変更手続き不要なことも紹介しますね。
郵便物の届け先氏名変更
郵便物の届け先氏名変更手続きは不要です。
住所が変わっていなければ、旧姓宛の荷物もちゃんと届きます。
マイナンバーの通知カードの記載変更
マイナンバーの通知カードの変更手続きは不要です。
令和2年5月25日以降は、通知カードに記載された氏名、住所等に変更があった場合も記載事項の変更の手続は必要ありません。
よくあるご質問 – マイナンバーカード総合サイト(2021年2月2日参照)
その場合、マイナンバーを証明するときには、マイナンバーカード又は個人番号が記載された住民票の写し若しくは住民票記載事項証明書を提示することが可能です。
健康保険・厚生年金保険の氏名変更
マイナンバーの連携が正常に機能している場合、健康保険・厚生年金保険の氏名変更手続きは不要です。
マイナンバー制度の導入により、平成30年3月から日本年金機構への被保険者の氏名変更届・住所変更届の提出が原則不要となりました。被保険者の氏名・住所の変更情報については、日本年金機構がマイナンバーを活用して、地方公共団体システム機構(J-LIS)に変更情報の照会を行い、協会けんぽに情報提供を行います。協会けんぽでは日本年金機構から提供を受けた変更情報をもとに氏名変更による新しい保険証の発行を行います。
健康保険・厚生年金保険の被保険者氏名変更届・住所変更届の手続が変わりました | 広報・イベント | 全国健康保険協会(2021年2月2日参照)
ただし、「マイナンバーと基礎年金番号が結びついていない」など、申請が必要な場合もあるようです。

念のため、変更手続きの要否は確認しておくといいでしょう。
まとめ
今回は、苗字を変更した人がしなければならない、入籍後の手続きについてお話ししました。
- 免許証の記載事項変更
- パスポートの記載事項変更
- マイナンバーカードの変更内容追記
- 印鑑登録
- 会社への氏名変更申請
- クレジットカードの名義変更
- 口座の名義変更
- 保険の氏名変更
- 携帯電話の氏名変更
- インフラ関連の名義変更
- 自動車の変更登録
「手続きがまだ残っているな」と思うとモヤモヤするので、時間をつくってできるだけ早めに片付けてしまいましょう。
皆さまも、手続きを終えてスッキリした気持ちで新婚生活を楽しめますように!