あなたは追う恋と追われる恋、どちらが好きですか?
各々のカップルには各々のスタイルがあるので、一概に「追う恋が正解」「追われる恋が正解」とは言えないでしょう。
でも、これからの人生を共にするパートナーとの関係のあり方について、しっかりと考えることは重要です。
関係を見直すことによって互いが納得できる関係を築くことができれば、彼との結婚に一歩近づくかもしれません。
今回は、追う恋と追われる恋どちらがいいか心理学の理論を元に考え、彼に対してどのような対応をすればいいのか紹介していきます。

追う恋と追われる恋、どんなバランスが良いか分からない

彼にプロポーズさせようと躍起になってしまう
という方は、彼との良好な関係を築くための参考にしてみてください。
追う恋と追われる恋どちらがいいの?

追う恋と追われる恋どちらがいいかについては、「少し追われる位が丁度いい」です。
この「少し」というところがミソですね。
まずは、なぜ追われる恋が良いのか、心理学の理論と一緒に説明します。
なぜ、追われる恋が良いのか

なぜ追われる恋が良いかというと、「彼があなたのことを好きだと思い込むようになるから」です。
この状態は、心理学の理論としては「認知的不協和理論」が当てはまります。
認知的不協和理論とは、以下のような理論のことをいいます。
何か行動したときに生じる気持ちの矛盾を解消するために、考え方や行動を変えること。
「なるほど!」とわかるマンガはじめての恋愛心理学より引用
一体どういうことなんでしょうか。
例をみてみましょう。
あなたが彼とランチデートに行ったとします。

ご飯美味しかった!

お会計にしようか。

そうね。あ、お財布忘れちゃった!

しょうがないなあ。俺が全額払うよ。

ありがとう!
このときの男性の心理状態はどうなっているでしょうか。

彼女のこと好きだし、仕方ないかな。奢ってカッコいいところ見せられて良かった。
くらいに思っているのではないでしょうか。
「奢った」という行為自体は、相手に対して好印象となる行動です。
相手のことが嫌いならば、奢らないはずです。
そこで、

「自分が彼女に好意を抱いているから」奢ったんだ。
という、奢ったことに対する矛盾を避けるための理由をつくりだすのです。
つまり、「相手にちょっと頼ってみる=追いかけさせる」ことによって、認知的不協和理論がはたらき、

俺は彼女のことを好きだから、追いかけているんだ
と思い込むようになるのです。
マイナスの印象を洗えられているのに好きになるだなんて、面白いですよね。
ただし、あまり相手に追わせすぎるのも逆効果なんです。
追わせすぎるのは逆効果?

認知的不協和理論をあてにして、ずっと彼に追わせてばかりいると、2人の関係は崩れてしまうでしょう。
心理学では、「公平理論」という次のような考え方も存在します。
人と人とのやり取りは、すべてプラスとマイナスで表されるという理論。自分ばかりが労力を強いられるなど、一方のマイナスが大きすぎる状態では、関係がうまくいかない。
「なるほど!」とわかるマンガはじめての恋愛心理学より引用
彼に頼り、追わせすぎるのも関係を悪くする原因となります。
Win-Winの関係を築くことが大切ですね。
理想は「互いが得する」関係

「認知的不協和理論」と「公平理論」を元に、追う恋と追われる恋のバランスは「少し追われる」程度が良いことをお話しました。
彼に尽くしすぎている女性は、

彼に寄り掛かるのは不安……
と思うかもしれませんが、「認知的不協和理論」を頼りに、彼に追わせる恋を楽しんでみてください。
彼に追わせすぎている女性は、

面倒くさい……
と思うかもしれませんが、「公平理論」を参考にして、彼を安心させるための優しさを持って関係を見直してみてください。
寄り添い合える関係を築けると、彼もあなたを信頼し、結婚を意識してくれるようになるでしょう。
皆さまも、大好きな彼と素敵な関係を築けますように!